ある日の会話

岩澤くんメモ
・幼馴染
・メガネ
・ぼんやり
・かわいい
・コンビニ勤務、みんなのアイドル
・上の会話のあと「そうだよねー」って返ってきました
悪い虫が付かないかお姉さん心配です
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おまけ
岩澤くんが語る「泣ける話」
長いです そして切ないです よかったらどうぞ
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秘密バトンをもらったのですが、次のmemoにまわしますー みのやんごめんよ
ノックなしに、おはよう!と私の部屋のドアが開いて、鍵を渡したことを少し後悔しながら挨拶を返す。
毎朝寒い空気を持ち込んで私を不快にさせるのが、趣味?訊くと、プッとむくれて、すぐに笑顔に変わった。
訪ねてきたのは、愛しいうさぎだ。
「あのさ、あなた、今日は朝からバイトって言ってなかった?」
「いーいの!」
言うには、昨夜ドライヤに絡めてしまった髪(うさぎに髪なんてあるのだろうか?)を解いているとき、バイトをサボる計画を思いついたそうだ。
ふうん。あまり興味はないので知恵の輪で遊ぶ。うさぎにだって自由はあるわ、だからこの計画を実行したの。風邪って言ったのよ。店長さん、困ってるよ。うーん、そうかも。
長い耳をくにゃりと曲げて、愛らしい赤い瞳を伏せるうさぎ。明日はちゃんと行きなね。耳を撫でてやったらぱっと笑顔が咲いた。
「最近彼氏が冷たいの。記念日だってさ、忘れてるし。部屋の中パンツ一枚で歩くしさぁ。」
ふぅん かちゃかちゃ
「そうそう、うちの向かいのブタがね、あ、知ってる?あの子の事。そっか、ひどいんだよー、あの子と話しちゃ駄目だからね!」
あ、そう かちゃかちゃ
「そういえば店長がね!もー、なんていうか、どんくさいっていうかぁ・・・見ててイライラする!」
・・・ かちゃかちゃ
「ていうか、知恵の輪って面白い?」
・・・面白いよ
「うーん、なんか、暗いわよぉ!!」
クレッシェンド!フォルテシモ!だけど不思議と心地良いうさぎの声。
悪口を吐き出し終わると、うさぎは私の膝の上へ飛び上がった。心臓が跳ね上がる。
一重かと思ったら奥二重なんだ。胸が小さいのね。知恵の輪をいじる指がセクシーだわ。そんなことを楽しそうに報告してくる。
細かく動く鼻が肌に触れたとき、私がどう思うかなんて知らないんだろう。
「アタシ、前から思ってたんだけど」
かちゃかちゃ、かちゃ。「・・・あ」
知恵の輪は、思いもかけない瞬間に外れるもの。
「ねえ、まるやまちゃん。あなた、アタシが欲しいんでしょ」
全身から汗が噴き出した。指先すら、動かない。にっこりと笑う赤い瞳。
その通りだ。私はこのうさぎを愛している。あいしている。密かに。
だけど私は人間で、うさぎはうさぎで。それにうさぎには恋人もいるし。じたいはフクザツ。
でもそれは重要なのか?床に落ちた、外れた知恵の輪。そうか、そうだよ、じたいはタンジュン。
わたしはうさぎをあいしてる。
気付いたら部屋の中は薄暗くて、シーツをめくれば、おへそのあたりで丸まる、うさぎ。
知恵の輪を拾おうと触れたら、冷たすぎて、涙がこぼれた。
逃げるように、私は友人が住む小さな村へ引っ越した。
「しばらく、ゆっくり休みなよ」
この村に、うさぎはいないらしい。のどかで、いいところだ。毎日海を眺めて過ごしている。
知恵の輪は捨ててしまった。もう嫌いだ。
絡まっているのが自然な姿だし、複雑だからこそその形を保てているのに。
海に沈む夕日の紅さ。あのうさぎは今どうしているのだろう。
おしまい。
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【メルフォおへんじ】
■Bupitaさん
おかえりなさい!
年賀状、喜んでもらえて良かったです。
オマケにも反応してもらえてにやにやしてます(笑)
来年も受け取ってもらえたら、嬉しいです。
で、とってもすてきなお話ありがとうございます。
勿論迷惑なんかじゃありませんよ、楽しみにしています!

あれから幾度雪の季節が過ぎただろう。
さっきからステンレスの手すりを掴み続けているのは、冷えた手を握ってほしいからだ。
(やっと、言える)
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寒いとすぐ鼻が赤くなる。
メガネが曇ると『見えない』って言って両手を突き出してふらふらする。
私はそれを見て、笑う。
「私も、一緒に行きたいです」
「・・・困らせないでください」
「じゃあ、ずっと待ってます」
「・・・」
「・・・すみません」
「あの、きっとウンメイノヒトなんて少なく見積もっても世界に30人は居るんですよね。たぶん、多分ね。
・・・だけど、まるやまさん、もう、旦那いるし。ははは、立派な人妻ですから。あ、雪だ。雪ですよ。外、見て。ほら。
うー、寒いな。冬は嫌いです。向こうは暑いからいいな。まあ暑きゃ暑いで、冬になればいいとか言うんですけど。はは。
いやいや、いいって、それは自分で着といてください。」
そう言ってふんわりと笑う彼は本当に本当に意地悪で優しくて綺麗で、泣けた。
その無垢さは、どうか私に守らせてほしい。左の薬指を、誓いという名の呪いが締め付ける。
「じゃあ俺、もう行きますね」
「・・・」
「『行ってらっしゃい』」
「・・・いってらっしゃい」
あれから幾度雪の季節が過ぎただろう。
さっきからステンレスの手すりを掴み続けているのは、冷えた手を握ってほしいからだ。
その指には、もう何の飾りもない。
メガネを乗せた、真っ赤な鼻。あれだ。深呼吸。吸って、吐いて。もう一度。
やっと、言える。何度も練習した言葉。さあ、最高の笑顔で。
おかえりなさい、カトウさん!
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面識は、全くありません。
(サイト復活めでたい!マンガがとっても面白いです。クロとアルトくんが好きー。)
